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【葛藤】ダイエット中に襲って来た「凶悪すぎる悪魔」5選 / 1カ月で体重を5キロ減らすことには成功したものの、悪魔が強すぎて…

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ダイエットに葛藤はつきものである。食べたい……でも食べたら太る……! 運動したくない……でも運動しないと太る……などなど。なんなら、ダイエットは葛藤そのものであると言える。つまるところ、ダイエットを成功させるためには葛藤に勝たねばならない

では、勝つためには何が必要なのか? 結局のところ自分の意思だろうが、どういう葛藤なのかを知っておけば、少しでも戦いが有利になるはず。──そう考えて、私がダイエット時に体験した “戦い” を以下で紹介することにしたい。あくまでも個人的な体験だが、同じようなことを思う人は多い……はずだ。

・自分がやっているダイエットについて

最初に、私が実践したダイエットについて簡単に説明しておこう。詳しくは、以前の記事「ほぼ毎日ビール&肉を飲み食いして『1カ月で5キロ以上の減量』に成功した話」を読んでいただくとして、簡単に言うとアンチハードダイエット。要はユルめのダイエットで、守っているのは以下の3つ。

ルールその1:毎朝必ず体重計に乗る
ルールその2:エレベーターではなく階段を使う(どんなに階段がキツくとも頑張る)
ルールその3:出来る範囲で糖質を控える

これで結果的に、1カ月で5キロ以上の減量に成功。さらに体重を減らすべく、今もダイエットは継続中だ。

さて、体重の推移だけを見れば、今のところ順調と思うかもしれないが……ダイエット中には様々な悪魔が私に襲いかかってきた。それらの中でも、もっとも強いと感じたものを5つ取り上げたい。ダイエッターよ、こいつらに気をつけろ!

【ダイエット中に襲って来た「凶悪すぎる悪魔」5選】

その1:「医者でも言ってることがバラバラだろう? 結局のところ確実に痩せる方法なんて分からないんだから、好きなもん食おうぜ」とささやく悪魔

今回のダイエットを開始するにあたって、私は何冊かのダイエット本を買い込んだのだが、それらを読み込めば読み込むほど、この悪魔が巨大化していった。というのも、本を読んで私が理解したことといったら「人によって意見がバラバラ」ということだけだったからだ。

たとえば、朝食1つとっても「しっかり食べた方がいい」という人もいれば、「フルーツにヨーグルトならOK」という人もいるし、「フルーツは糖質だから控えろ」という人もいるし、「朝食は食べなくてもOK」という人もいる。

……どっちやねんと。素人が書いた本ならまだしも、医師とか管理栄養士とかトレーナーとか、いわゆるプロの間でも意見がバラバラな点は多い。まぁ、色々な意見が出るのはそれだけ “健全” と言えるかもだが、ダイエットする側からしたら困惑以外の何物でもない。

その結果、「結局どうしたらいいか分からないなら、好きなもん食っていこう」と私の心の中で悪魔がささやきまくったので、ダイエットを始めるみなさんは注意してくれ。ちなみに、この悪魔に打ち勝つ術を私はまだ知らない

その2:「仕事が終わった後、思う存分お腹を満たさないなんて……何のために生きてるの?」とささやく悪魔

ダイエットするなら ある程度の食事制限は避けて通れないだろうが、その際に立ちふさがった悪魔がコレである。言っている内容に説得力があるため、この悪魔を撃退することは不可能かと思ったが……何度か腹八分目を続けていると、次第に何とも思わなくなってきたので慣れの問題かもしれない。

私の場合、ダイエット前は「仕事後に白米を食べないと生きている意味がない」と思っていたが、今は白米を食べなくてもほぼ問題ない。なので、大事なのは最初の踏ん張り……かと思う。それで、いくらか悪魔にダメージを与えられるような気がする。完全に倒すことは無理でも。

その3:「運動なんて効率が悪すぎる。ビール1杯分のカロリーを消費するために、どれだけ走らなアカンと思ってるの? そんなことやってられる? 一時的に出来たとしても続くの? 続けられないと意味ないねんで」とささやく悪魔

「今日はいっぱい運動した」と思ったのに、あまりの消費カロリーの少なさに愕然とした……ということ、ダイエッターなら1度は経験があるのではないだろうか。その際に油断していると、悪魔がダイエットのモチベーションを根っこから奪いかねないから注意してくれ。

しかもそいつは、「今日やった運動をずっと続けられるの?」と問いかけてくるから、ヒジョーにたちが悪い。このような悪魔の誘惑をかわすために私が実践したのは、無理しない範囲で運動することくらいだろうか。

その4:「痩せてようが太ってようがどうせみんな死ぬんだから、ダイエットとか考えるな。好きなものを好きなだけ飲んで食ったもん勝ちじゃ」とささやく悪魔

この悪魔の “マウントを取る力” は凄まじい。つまり、正論すぎて反論できない。少なくとも私にとっては。もちろん、寿命を縮めるレベルで太っていたら考えものだし、肥満が健康に良いわけはないが、それを考え出すと……

「好きなものを我慢して長生きするか、好きなものを好きなだけ食って多少早く死ぬとしたら、どっちがいい?」

──という問いにぶち当たる。この問いに悩んでしまう私のような人間にとって、永遠に倒せない悪魔と言えるかもしれない。

その5:「糖質とかカロリーを気にしながらご飯を食べるなんて、人生に対する裏切りじゃない?」とささやく悪魔

この悪魔は、「4」の悪魔と同時に出現することが多い。そして、「4」の悪魔と同じくらい強い。言っていることが正論にしか思えないからである。

したがって、この悪魔も「4」の悪魔と同様に、まだ私の心の中で堂々と居座っている。あまりにも長くいるから、「こいつはダイエットを妨害する悪魔ではなく、幸福に導く天使なんじゃないか」って気がしているほどだ。

──以上

ご覧の通り、私の心の中にはまだ悪魔が何匹もいる。ヤツらのささやきには なるべく耳を傾けないようにしているのだが……そもそもの話、本当にヤツらは悪魔なのだろうか? もしかして、「ダイエットしようという気持ち」こそが悪魔なのではないだろうか?

いや、待て。こんなことを考えているということは、もはや私は悪魔に心を奪われたってことだろうか? そんな気が……しなくも……。とにかく、ダイエッター諸君は私のようにならないように十分な気合で乗り切ってくれ

なお、記事の内容とは関係ない……こともないが、本日8月8日は「デブの日」らしいぞ。

参考リンク:今日は何の日
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

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