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ぽっちゃり女子が集まる「街コン」に参加したらメルヘン空間すぎて現実に戻れなくなった / エンターテイメント性も抜群で甘辛ミックスな体験

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ぽっちゃりな女性が好きである。豊満なお肉、そして醸し出す安心感がたまらない。そんな私(hirazi)が何気なく街コンのサイトを覗いていたところ、とんでもない街コンを発見してしまった。

それは ”ぽっちゃり女子” と ”ぽっちゃり女子が好きな男子” が集まる街コンである。そんな神イベントが実在するとしたら、ディズニーランドにも劣らない夢の国ではないか。こりゃ参加するっきゃねぇぞぉぉぉぉ!

・銀座の会場へ

今回、私が参加してきたのは、婚活パーティの老舗企業である「東京夢企画」が開催する「女子20代中心ぽっちゃりコン」だ。男性の料金は通常5000円だが、初回割引が入り4000円で参加できたぞ。普通の街コンだと7000円くらいなので安く感じる。

イベント当日、受付開始は19時15分。場所は「銀座バッハ」というイベント会場だ。あまり銀座には足を運ばないので、グーグルマップを頼りに会場を探してみたところ、駅から遠くないのですぐに見つけることができた。

ドキドキしながら会場へ。エレベーターから降りたらすぐに会場だ……大きくはないがシャレた雰囲気の部屋である。暑がりな参加者が多いからなのか、しっかりとクーラーが効いていてヒンヤリ。きっと、これも運営側の配慮なのだろう。

ちなみに、参加者の中では私が1番乗りで、会場では受付の女性と司会の男性が待っていた。受付で会費を支払い、プロフィールシートにニックネームや特技、血液型などを記入していく。このシートをもとに相性占いなども行われるらしい。

さて、プロフィールシートも書き終わり、男性用の席であるパイプ椅子に座って待つことに。椅子の後ろには、横長のベンチ席が備え付けられており、そこに女子達が座っていく。

それぞれの席にはバインダーが置いてあり、メモ用紙とアプローチカードなるものが挟まれていた。ん……アプローチカード? どうやら、イベントの中盤で、男女それぞれ「イチ押しNo」「トークNo1」「知的系No1」を決めるランキングタイムがあるらしく、項目ごとにナンバーワンだと思う異性を記入していくようだ。

アプローチカードが緊張感を助長すると同時に、バラエティ番組にでも出演してるかのような、ワクワク感を味わわせてくれる

続々とやってくる ”ぽっちゃり女子” と ”ぽっちゃり女子が好きな男性” 達。次第にお肉感に埋め尽くされていく会場。お、おお……見事なぽっちゃり達ではないか……!!

なお、ぽっちゃりの定義は人によって違うかもしれないが、私が参加したぽっちゃりコンでは「全盛期の柳原可奈子さん」くらいの女性が多かった。柳原可奈子さんといえば、一時は ぽっちゃり女芸人として連日テレビにも出ていた芸人さんだ。つまり、多くの人が抱く「ぽっちゃりな女性像」で間違いないだろう。

・ぽっちゃりコン開始!

男性陣の後ろに、ぽっちゃり女子が着席していく。「何を話そうかなぁ……やっぱり食べ物の話が盛り上がるのかなぁ?」なんて考えているうちに、運命のゴングが鳴り響く。司会の男性の絶妙なマイクトークによって、ぽっちゃりコンの始まりだ!

椅子をUターンさせて、後ろにいる女性と向き合って会話を始める。マンツーマンだ! 会話が弾まなかったらどうしよう……なんていう不安もあったものの、いらぬ心配であった。

目の前にいるのは、ぽっちゃり女子。心の包容力も大きいのである。話を受け止めて、しっかりとリアクションをしてくれるのだ。そのうえ相手からも積極的に質問をしてくれる。つまり会話が一方通行にならないということだ

10分~15分くらいだろうか。職業や趣味、住まいなどについて話し込んでいるうちに、席替えの合図が聞こえてくる。男性が時計回りに席を移動していき、女性全員と話ができるシステムで めくるめく ぽっちゃり女子。席を移動しても、そこに待っているのは、ぽっちゃり女子……やはりここは夢の国だった!

ぽっちゃり女子全員と会話が終わったところで、アプローチカードに「イチ押しNo」「トークNo1」「知的系No1」を記入していく。カードの内容をもとに表彰が行われるのだが、これが悩むのよ……う~ん。直感に任せる! えいえいっ! とカードの記入が終わったところで、次はフリータイムに。

・食事を囲んでフリータイム

フリータイムは、お酒を飲みながら、焼きそば、しゃぶしゃぶをセルフで作って食べるシステムだ。男女の共同作業で一気に絆も縮まるぞ! と思いきや、料理してるのはほぼ男性だった。きっと料理を作る腕前を見極めたいのだろう。そこは ぽっちゃり女子である。

差し出される焼きそば。笑顔で受けとるぽっちゃり女子。カワイイ……女性が美味しそうに食べる姿って癒されるぅ! こんな素敵な笑顔を見られるなら料理だってしちゃうよねっ。

食事も落ち着き、お酒を飲みながらスタンディングで談笑タイム。右を見ても、左を見ても、振り返っても、ぽっちゃり女子。ああ、幸せぇ~~~。

もともと話しやすい ”ぽっちゃり女子” だが、アルコールが入って、さらに会話も盛り上がる。時には男女混合で話をしたりもするわけで同性同士も仲良しに。こういう場で知り合う同性ってすぐに打ち解ける気がする。

ほろ酔い気分で楽しく会話してるところ、「前半の部終了で~す!」との声が響く。え! まだ折り返し!? この時点でもう終盤くらいかなぁと思っていた。濃すぎ、濃すぎるよぉ~~~! プログラムを詳しく見てなかったのだが、今回のぽっちゃりコン、3時間も時間を設けられており、たっぷりと楽しむことができたのだ

ここから後半戦が始まり、まずは表彰式から。アプローチカードの投票をもとに 各部門のナンバーワンが表彰されていく。ほど良い緊張感につつまれながらも、席に座って待機する参加者たち。司会者のマイクパフォーマンスとともに、順々に発表されていくぞ!

まずは「知的系No1」の男性が発表される。私に知的さは皆無なので、もちろん選ばれなかった。期待すらしていなかった。続いて「トークNo1」の男性が表彰される。俺、頑張ったぞ。トーク頑張ったぞ。

鳴り響くBGM。

ドゥルルルルルルルル……

ドキドキ……

ドキドキ……

ドキドキ……

うぁぁぁぁ! 選ばれなかったぁぁあぁ!!

自分に不甲斐なさを感じつつも、入賞した男性に拍手を送る。続く最後のランキングは「イチ押しNo1」だ。お願い……お願い……

ドゥルルルルルルルル……

ドキドキ……

ドキドキ……

ドキドキ……

ごくり……

あっ……え

選ばれたたぁぁぁぁぁぁ!!!

めっちゃ嬉しいぃぃぃぃぃぃ!! 何かで入賞するのなんて、ガチで小学生ぶりな気がする。こりゃ酒もすすむぞ……てか、このシステム楽しすぎだろ。

続いて女性のランキングに移っていく。うむうむ、うむうむ。ランカー達が前に出そろったところで、「女性のみなさんに質問はありませんか?」との司会者。

その瞬間、私は勢いよく挙手していた。入賞して調子に乗っていたのか、はたまた酔っていたのか、「好きなラーメンはなんですか?」と突然すぎて意味不明な質問をしてしまった。

凍り付く空気。やばい! スベった!! 嫌われたぁぁ!!

なんて思ったが、それは杞憂(きゆう)であった。みんな惜しげもなく好きなラーメンを答えてくれたのである。なんて優しいんだ、ぽっちゃり女子! しかし、この時点で私のランキングは最下位に崩れ落ちていたのかもしれない。

・あま~い後半戦

ランキング発表が終わると、天使カードなる一枚の紙が渡される。このカードは、選んだ相手の競争率や、自分に対してのおススメ女子を教えてくれるという、とても親切なカードだ。このカードを参考にして後半戦へ挑めば、良い結果を得られそうである

後半戦も、ぽっちゃり女子への配慮に抜かりはないようだ。やはり食後はデザートなのだろう。セルフでパンケーキを作って食べる流れだ。ここでも手際よく焼く男性。配られるパンケーキ。たっぷりの生クリームをのせて、美味しそうにパクパク食べるぽっちゃり女子。相変わらずカワイイ笑顔だぜ……

あ~んして欲しい。なんてお願いしても快く応じてくれる ぽっちゃり女子。おいおい~、ぽっちゃりさんめ~。ひと口が大きいぞっ(照)

しかし、楽しい時間はあっという間にすぎるものだ。後半戦の終了を告げるマイクトークが聞こえてきた。これより、最終結果であるマッチングタイムが訪れるのだが、ここまで読んでくれた読者には先に謝っておきたい。申し訳ない。

まず、結果からお伝えすると、私も晴れてマッチングすることができた。しかし、ほろ酔いだったためか……

どのような過程でマッチングしたか忘れてしまった!!!

ライター失格と言われても否定できない。なんとでも言ってくれ。だって、だって……楽しかったんだもん……しょうがないじゃん!! 夢の中にいたの~~~

そんなこんなでLINEもしっかりと交換して、夢うつつなままに甘くて濃厚な夜は終わりを迎えたのだった。

・ぽっちゃりコンは非現実な世界だった

ぽっちゃりコン。それは ”ぽっちゃり女子” も ”ぽっちゃり女子が好きな男子” も笑顔になれるメルヘンチックな空間と言えよう。

普通の街コンでは、ネガティブな印象を持たれることもあるぽっちゃり女子。しかし、この場所にいる男性達はそれを求めている。だからこそ、ぽっちゃり女子が卑屈な思いをせずに、心からの笑顔を作れるのではないだろうか。そんな空間を作り上げる、趣向を凝らした演出にも脱帽である。

ちなみに、私を含めて1人での参加者ばかりだったので「一緒に行く人がいないよぉ」なんていう人にもおススメだぞ~!

参照リンク:東京夢企画
Report:hirazi
Photo:RocketNews24.

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