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きよまろさんの漫画『伯父がハワイに行った時の話』が胸を打つ / 作者に想いを尋ねた

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Twitterには、1日に途方もないかずの内容が投稿されている。そのなかには、その人のドラマがあり、その人の想いがある。まばたく間に、そのほとんどが過去に流されていくなかで、1つの漫画が目に留まり、その内容が多くの人の胸を打った。

イラストレーターのきよまろさん( @sobomiyako98 )が投稿した、脚の不自由な伯父さんがハワイを旅行した時のエピソードを紹介した漫画である。

・大好きだったハワイ

きよまろさんの伯父さんは元添乗員で英語が堪能。脊椎損傷により車いすなくしては生活できなかった。大好きだったハワイにもう1度行きたいという思いからリハビリに励み、その夢を叶えたのである。ところが現地でイカつい2人組に声をかけられ……。

・2人の男性へ

伯父さんのハワイでのエピソードについて、きよまろさんにお話を伺った。

記者:伯父様はハワイでの思い出を繰り返しお話されていたんですか?

きよまろ「亡くなるその日まで「ワイキキは最高だった…」と申しておりました。それまでの伯父なら「ハワイは最高」と言っていたと思うのですが、旅行後はワイキキに変わっていたのが印象的でした 」

記者:出会った2人のことを、どんな風にお話されていたんですか?

きよまろ「2人の男性については、1人は小錦を少し小さくしたマッチョ、もう1人はサーファーのロン毛なヤサ男風…と言っておりました。残念ながら写真が存在しないので、聞いたのをそのままイメージで描いた感じです。伯父の見立てでは、2人は25〜30歳位ではなかろうか? との事でした」

記者:最後に、もしもお2人に何かお伝えできるとしたら、何と伝えられますか?

きよまろ「とにかく、伯父はお2人のおかげで最期の最期まで本当に幸せに生を全うする事が出来たと伝えたいです。 伯父は元より穏やかな人ではありましたが、余命宣告されてからの彼は本当に寂しそうで…本来であれば(ハワイへの)旅を止めるべきか親族でも悩んだくらいでした。それが帰国してからいつにも増して朗らかで和やかで、生きている事を愛おしみ、謳歌しておりました。 あのまま入院したままだったらこんな最期は迎えなかったでしょう。感謝しかないです 」

記者「ありがとうございました」

ハワイの名も知れない2人の男性に、きよまろさんの感謝の想いが伝わる日が来ることを願ってやまない。

参照元:Twitter @sobomiyako98
執筆:佐藤英典
漫画:きよまろ(@sobomiyako98), used with permission.