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売れすぎて入手困難! 吉野家の保存食『缶飯』を食べてみた

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日本……いや世界屈指の牛丼チェーンといっても過言ではない「吉野家」。2019年5月31日、そんな吉野家が公式通販サイト限定で同社初となる非常用保存食『缶飯』を発売。瞬く間に話題となり、品切れになるほど人気を博しているらしい(6月14日現在)。

筆者は同商品を発売日に注文し、無事入手することができた。さっそく開封してどんな味がするのか確かめてみたので感想をお伝えしよう。

・1缶あたり約800円の高級缶詰

『缶飯』のラインナップは「牛丼」「豚丼」「牛焼肉丼」「豚生姜焼丼」「焼塩さば丼」「焼鶏丼」の6種類だ。価格は全6種セットで税込4860円。1缶あたり約800円と、缶詰にしては高級品である。

吉野家の情報によれば、同商品は高機能玄米「金のいぶき」と牛丼の具が合体した温めずに食べられる「ご飯缶詰」で、賞味期限は製造後3年とのこと。なるほど、具だけでなく玄米が一緒に入っているというわけか。

缶はオーソドックスな平たい形状で、内容量はいずれも1缶160グラム。また、カロリーは味によって異なり222〜289kcalとなっていた。

・味をチェック

それではまずは「牛丼」を食べてみよう。缶の蓋をペリッと剥がして中身をみると……

確かにパッと見は牛丼だ。

食べてみたら……う〜ん、味は吉野家っぽくてイイ感じだが、玄米独特の固さと牛肉のボソボソ感が気になった。正直、ウマいともマズイとも言えない何とも微妙な仕上がりである。

続いて、説明をよく見ると「缶ごと10分ほど湯煎するとさらに美味しく召し上がれます」と書かれていたので、レンジで軽く温めてから味わってみたところ……

おっ、こっちの方がイケる! 玄米が柔らかくなって おかゆに似た食感になり、牛肉の脂が溶けたことで旨味が増幅。一気に食べやすくなった。

さらに他の味もいただいてみると……

「豚丼」はクセが無くあっさり。

「牛焼肉丼」は酒のつまみになりそうな濃い味が印象的。

「豚生姜焼丼」は生姜が効いていて食欲をそそる味。

「焼塩さば丼」はさばの風味豊かな本格派。

「焼鶏丼」は鶏肉が多めに入っていて食べ応えがあった。ちなみに常温で食べるなら「豚生姜焼丼」。また、温めて食べるなら「焼塩さば丼」が個人的にオススメである。

吉野家の『缶飯』を食べてみた結果、味付けはさすがの仕上がりだったが、食感はあくまでも非常用保存食レベルのクオリティーといった印象だ。しかし、いずれにせよ、備えあれば憂いなし。価格はチョイ高めだが、吉野家好きの方は思い切って購入してストックしておくといいかもしれない。

参考リンク:吉野家公式通販ショップ「缶飯6種6缶セット【非常用保存食】」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.