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【大悲報】ルノアール、お前もか → 2020年4月から「紙巻たばこ禁止」へ

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「ブルータス、お前もか」──。かの有名なシェイクスピアの悲劇「ジュリアス・シーザー」に登場するこの格言。基本的には、信頼していた者に裏切られた時に用いられる言葉で、その信頼度が強ければ強いほど言葉の悲観性は増す。それを踏まえて言おう「ルノアール、お前もか」と──。

日本経済新聞によると、2019年5月30日「喫茶室ルノアール」などを運営する銀座ルノアールが2020年4月からグループの直営店全店で「紙巻きたばこの喫煙を禁止する(加熱式たばこはOK)」と発表したという。まさか喫煙者のオアシス、ルノアールまで……! もう1度言わせてくれ……「ルノアール、お前もか」──。

・2020年4月から

東京都が、従業員を雇用している飲食店を原則禁煙とする「受動喫煙防止条例案」を可決したのは昨年6月のこと。施行は2020年4月からなので、今回のルノアールの決断はそれに合わせたものと見て間違いないだろう。これも時代の流れ、致し方あるまい。

……と本来なら言いたいところだが、こと「ルノアール」に関しては、そんな言葉だけでは収まらない喫煙者も多いハズ。紙巻たばこ喫煙者である作者はシンプルに「裏切られた」という思いが強かったため「ブルータス、お前もか」を引用した次第だ。

・喫煙ブースは設置せず

なぜならば「受動喫煙防止条例案」が施行された場合でも “喫煙ブース” を設置すれば店内での喫煙は可能なのだ。事実、都内の一部のファミリーレストランではすでに喫煙ブースを設置するなど、喫煙客対策を進めている。

ましてや、ルノアールはドトール、ベローチェと並ぶ「喫煙者3大オアシス」の一角(記者調べ)。どれだけ時代が代わろうとも、受動喫煙防止条例が施行されようとも、ルノアールだけは最後まで喫煙者の味方だと思っていた。そのルノアールがまさか……!

・ベテランほど大ショックの可能性

さらに言うならば、ルノアールの魅力がわかるのはある程度の年齢を重ねてからであろう。記者も40代に突入してからルノアールの素晴らしさに気付いた いわば “ルーキー” だが、もちろんその理由の1つに「タバコが吸えるから」というものがある。

そのルーキーがこれだけショックを受けているのだ。50代・60代・70代の紙巻たばこを喫煙をするベテランたちは、今回のルノアールの発表にどれほど衝撃を受けていることか。「かける言葉が見当たらない」とはまさにこのことである。

とはいえ、究極的には「これも時代の流れ」と自分を納得させるしかないのだろう。今までありがとう、ルノアール。そして4月まではよろしく、ルノアール。ただ、その先は正直わからない。最後にもう1度言わせてもらおう、「ルノアール、お前もか」──。

参照元:日本経済新聞
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.