カップ焼きそばは「焼きそば」と言いながら、実際のところは焼いていない。そのジレンマを解決するために、「焼きペヤングメーカー」が誕生したのは知っている人も多いだろう。これを使えば、カップ焼きそばを本物の「焼きそば」に進化させることができる。
それは何もペヤングに限ったことはないはず。つまり、その法則はU.F.O.にも適用できるのではないか? ある意味掟破りの疑問を解決するために、私(佐藤)はやってしまった……。焼きペヤングメーカーにU.F.O.を投じてしまったのである!
・垣根を超えて……
言うまでもなく、ペヤングはまるか食品。U.F.O.は日清だ。即席めん、およびカップ焼きそばの業界ではライバル関係にある。まさに1、2を争うトップオブトップの2社だ。そのペヤングメーカーにU.F.O.を入れるのは、ある意味2社に対する冒とくかもしれない。
ペヤングを美味しくする調理機器にU.F.O.を入れるなんて。ドラゴンボールに例えるなら、ベジータの必殺技を悟空が華麗に決めるようなものだ。
……いや、この例えは全然うまくない……。と、とにかく、ライバルの垣根を超えてみようという挑戦だ。
・フタを取れ!
まずはペヤングを作る時と同じように湯を沸かす。水の分量は、今回U.F.O.1個分に対して、ペヤング普通盛り1個分の量で挑んだ。それがふさわしい量なのかどうか、まったく不明だ。
湯を沸かしている間に、U.F.O.の準備をしよう。内蓋は湯切りをしないので、いらない。全部取ってしまえ!
焼きペヤングメーカーを使っていれば、永遠に湯切りから解放されるぞ~! なんて素晴らしいんだ。
・イケないこと
水が沸騰したところで、麺投入!
四角いペヤングの麺ではなく、そこにあるのはU.F.O.の丸い麺だ。とてもイケないことをしている気持ちになる……。
・焼きU.F.O.
ペヤングと同じように1分経ったら麺をひっくり返し、しっかりとほぐす。
水分がほど良く蒸発するまで加熱を続け……。
ソースをかけて良くなじませたら電源を切る。
できました~!
焼きペヤングメーカーで作る焼きU.F.O.の完成で~す!!
・格段にウマくなる
早速実食! ソースの香りがプンプンして実にウマそうだ。では、いただきま~す!
アツッ! めっちゃアツい!!
またやってしまった。出来たてはアツアツなので、器に移してから食べた方が良さそうだ。ちなみに味は、通常の作り方をするよりも断然美味しい。麺がモチモチとしていて、ソースの味も濃厚。やはりシャバシャバ系のソース仕上げを好む人にとってはちょっと物足りないかもしれないが、普段のU.F.O.よりもいくぶんグレードアップしたように感じられたぞ。
もしかしたら、これで作るカップうどんのどん兵衛も美味しいかも。いずれ試してみたいと思う。
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24