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【調査】「女性専用車両」の実施時間を東京と大阪で比較してみたら衝撃の事実発覚! 大阪は「平日の朝」だけじゃなかった!

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東京から大阪へ新幹線で行くと、ホームに降り立ったその直後から気をつけなければいけないことがある。それはエスカレーターだ。エスカレーターでの歩行はやめるようにアナウンスされているものの、歩く人はなかなか減らず。東京の場合は左側に立つのに対して、大阪では右側に立つのが習慣になっている。

歩くなら階段を利用しなければいけないが、事故を防止するためにも「右」を頭に入れておく必要がある。そして電車の女性専用車両にも要注意。東京では大抵の路線で朝のラッシュ時のみ実施されるのに対し、大阪では終日実施しているケースもあるのだ。実施時間を確かめず、油断した男性が女性専用車両に乗ってしまったら大ヒンシュクだ。

・大阪では朝だけじゃない

そういう私(佐藤)は、つい最近大阪で女性専用車両に乗ってしまいそうになった。昼頃のことだったと思う。地下鉄に乗って移動しようとした際に、たまたまホームの女性専用車両の停車位置に立っていた。昼だから乗れるだろうと思ったのだが、足元の案内表示を見てみると女性専用車両実施の時間帯が「平日の終日」と書いてある。

あぶない、悪気はないのに乗ってしまって、他の人に不快な思いをさせてしまうところだった。東京では午前中に終了してしまうのだが、それが当たり前と思っている節がある自分に気付いた。

知らなかったとはいえ、無意味に人に不快感を与えて、自分もイヤな思いをしたくない。そこで帰京後、東京の主要運行3社と大阪の主要運行3社の女性専用車両の実施時間について調べた。まずは東京の3社の実施時間を見てみよう。

・女性専用車両の実施時間:東京

運行会社:JR東日本
埼京線・川越線 平日 7:30~9:40、23:00~終電まで
中央線・青梅線・五日市線 平日7:30~9:30
常磐線各駅停車 平日 7:10~9:30
総武線各駅停車 平日 7:20~9:20
京浜東北線・根岸線 平日 7:30~9:30

運行会社:東京メトロ
日比谷線 平日 7:30~9:00
東西線 平日 6:57~9:00
千代田線 平日 7:10~9:30
有楽町線 平日 始発~9:30
半蔵門線 平日 始発~9:30
副都心線 平日 始発~9:30

運行会社:西武鉄道
池袋線 平日 7:20~9:30
西武有楽町線 平日 始発~9:30
新宿線 平日 7:20~9:30

今回調べた3社の実施路線すべてで、朝のラッシュ時(埼京線・川越線は夜間も)に実施しており、土日はこれに含まれていない。これに対して大阪はというと……。

・女性専用車両の実施時間:大阪

運行会社:JR西日本
大阪環状線・JRゆめ咲線 毎日(土日含む) 始発~終電まで
学研都市線 毎日(土日含む) 始発~終電まで
JR京都線(一部琵琶湖線含む) 毎日(土日含む) 始発~終電まで
JR神戸線 毎日(土日含む) 始発~終電まで
JR宝塚線 毎日(土日含む) 始発~終電まで
JR東西線 毎日(土日含む) 始発~終電まで
阪和線 毎日(土日含む) 始発~終電まで
大和路線(一部和歌山線含む) 毎日(土日含む) 始発~終電まで
おおさか東線 毎日(土日含む) 始発~終電まで

大阪メトロ
御堂筋線 平日 始発~終電まで
谷町線 平日 始発~9:00

阪急電鉄
京都本線(特急・通勤特急) 平日 始発~終電まで
神戸本線(通勤特急) 平日 朝ラッシュ時
宝塚本線(通勤特急) 平日 朝ラッシュ時

JR西日本では平日終日だけでなく、土日を含む毎日、始発から終電まで実施していることがわかった。つまり、女性専用車両にたまたま男性が乗ることはあり得ないのである。そのほか大阪メトロも阪急電鉄も、1路線ずつ終日実施している状況だ。

・時間の見直しを

利用客数や運行状況の違いは当然ある。だが、それでも終日実施することによって、女性客は安心して乗車できるに違いない。時間があることによって混乱を招くケースも回避できるはずだ。東京の路線も大阪の路線にならって、実施時間を見直すのも良いのではないだろうか。

参照元:JR東日本東京メトロ西武鉄道JR西日本大阪メトロ阪急電鉄
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24